2013丹後ウルトラ完走記5トラウマ

2013.10.23 Wednesday

0

    ついに宿敵いや盟友?碇高原に挑みます。
    56キロ地点の弥栄町舎の第二関門の次は74キロ地点の第三関門にして最大の
    難関碇高原!!

    これまで一度たりともこの峠を越えたことはない最高で70キロ、いつもタイム
    オーバーでこの道中で力尽きてきた・・・・・・今年は30分のアドバンテージ
    があるものの(本当は1時間は欲しかったのだが)特に70キロからの登りは
    トップランナー達も歩きが入るほどの激登り!過去のデーターを見てもこの10
    キロで2時間前後を費やしているランナーが多い、正直30分のアドバンテージ
    は僕の走力からしたらギリギリのライン。

    つみきからもらったお守りの後ろに各関門の時間やペースを書き込んだ計画表を
    貼りつけたものを携帯してこれを見ながら走っていた。
    50キロを6時間30分、70キロを9時間30分で通過、これが過去のデータ
    からみた完走ぎりぎりの時間だ。実際は50キロを6時間34分と少し遅れながら
    もまずまず予定通りにここまでは来ている。

    ここからも予定通りにいってくれればいいのだが・・・・・・・


    60キロ地点を通過いよいよここから登りが始まる。
    100キロの中でも完走が左右される70キロまでのこの10キロをなんとか凌ぎ
    切りあとは下りと比較的緩やかな上り下りを淡々とゴールまで走るだけ。

    体調もこれまでで一番良い、今年は行けるかも?
    この時抱いた甘い一抹の希望を粉々に砕け散る事態がこの先待っていることはこの
    時は思いもしなかったのだった。


    だらだらと長い登りがしばらく続くぐにゃぐにゃとした道で、コーナーを曲が
    る度にまた先の登りが眼上にまだまだだと言わんばかりに次の上りが現れる嫌な
    登りだ。そんなラウンドを4回くらいこなすとやっと頂上のトンネルが現れる。

    当たり前だがトンネルの中だけは雨は降っていない、多くのランナーがこの束の
    間に一息ついている。
    このトンネルを抜け少し登ると1キロの急な下りがある。登りは歩きメインで
    下りでその遅れを取り返すべく走る。こういうアップダウンの多い、コースで
    は鉄則である。

    予定通り少し登ると下りが始まった。よし!ここから盛り返すぞっと意気込み
    足を踏み出したと同時にズキンっと稲妻に打たれたような痛みが膝に走った!
    あ〜っ!!膝を壊していたのは忘れていたわけではない、ここまでもう既に
    6錠も痛め止めも服用している。しかしここまで薬が効いていたのか痛みは
    さほど感じてはいなかったのでこのまま行けるのかなと思っていたが、この
    急な下りで痛みが再開したのか?とにかく急いで残りの痛み止めをすべて飲み
    効果が出るのか分からないが様子ををみる。

    まずいなあ下りで時間を稼がないと・・・・気持ちが焦る・・・また今回も
    碇高原でリタイア・・・・・思考がネガティブになる。
    右足を一歩踏み出すごとにズキンっと激痛がはしる。でも進まないと関門に間に
    合わない!歩くと痛みはないが、しかしそれでは間に合わない。

    やはり走るしかない!出来る限り膝に負担をかけないように、腰高のフォームを
    意識して慎重に自分の体に集中して一歩また一歩と歩を進めていく。
    すると痛みが三歩に一回、5歩に一回と痛みの間隔が緩くなってきた。
    薬はさすがにまだ効かないだろうから、やはりフォームの改善が項を奏したのだ
    ろうか?もちろんレース前から膝を壊していたので負担の無いフォームを心がけ
    てはいたのだがどうしても前半は気分任せで痛みもないので注意も散漫になって
    しまう。あらためてフォームの大切さが身に染みた瞬間でした。

    しかし痛みがなくなったわけではなく少しでも気を抜くと激痛が走る。

    なんて言おうか、淡々と走っているジョギング中に不意に金槌で膝を殴られる?
    そんな感じ、しかもこの先どこでどのタイミングでくるかわからないけど、やっ
    てくるのは確実でしかもその痛みの強さは分かっている。厄介な恐ろしさだ。

    ちょっとした拷問だなドMにはもってこいのスポーツである。
    幸い僕はそのような趣味は持ちあわせてわいないので(参加しているので才能は
    あるのかもしれませんが)


    不意に来る痛みに耐えながら過去の最高地点70キロを突破!やっとここまで来た
    か・・・
    70キロの通過時間が9時間34分、74キロの関門時間が10時間15分なので
    あと4キロを約45分、幸いでもないがここからは最大の登りがあるので膝の痛み
    は少しは緩和されるだろう。しかし、この2キロの最後の登りは歩くだけでもきつ
    い超級の登り!45分では歩いてもぎりぎり、もしギリギリで通過できても其次の
    関門、ゴールがかなり厳しくなる。

    実はこの時点で完走は絶望視していました。
    とにかく碇高原だけは目指そう、ゴールを勝手に碇高原にすり替えて今回は碇高原
    に行けただけでよしとしようと考えていました。

    実際足の状態は最悪、その先は14キロ登ってきた峠を今度はたった7キロで下る
    超絶下りが待っている!もう膝は限界だ・・・・しかもこの先の距離は全くの未知
    数の距離。しかもペースはこれまでと変わらずで行かないと確実にゴールは間に合
    わない・・・・・・仮に膝の調子が普通でも70キロ走ったあとにどれくらい走れ
    るかといえば怪しいものだ。

    過去の完走者のデータを見ても碇高原をぎりぎりで突破した人で制限時間内にゴー
    ルした人は少ない。どちらにしても絶望的な状態であったのでした。

    この時にザーッと目を開けるのも大変なくらいの今日一番の雨が容赦なく降ってき
    た。天は僕をもっと頑張れと激励してくれているのだろうか?いやいや、きっと
    ざまあないと失笑しているに違いない・・・・・今年も完走は出来ないのだろうな
    ・・・・・・

    過去のリタイヤした時のことが蒼魔灯のように駆け巡る。いつも限界までやってい
    るつもりでも、とどのつまりは限界を自分で決めつけていたのだ、限界というのは
    諦めないことなのだ、自分で決めつけてはいかないことなのだ、もう限界は頭の中
    では決めつけない!


    関門2分前に満身創痍で碇高原に到着!念願の碇高原しばらく余韻に浸りたかった
    が、さあこれでいよいよ本当に全くの余裕が無くなった。

    碇高原のエイドの名物特製スープを飲みすぐに再スタートをきめなくてわっと意気
    揚々とスープコーナーに行くと、「もうありません」っと一言・・・・・・・・
    ふっどうせスープ飲む間も惜しいわっと強がりすぐにコースに戻る。

    ここからは心機一転、スタートラインにたったつもりでラスト26キロに望むぞ!

    しかしそんな青くさい希望を打ち砕くべく待ち構えていたのは魔の7キロの超絶
    下り!

    そしてしばらく登りばかりだったのですっかりと膝に爆弾を抱えていることを忘
    れていた・・・・
    このまま下るとどうなるのだろうか?またあの激痛が走るのだろうか?しかも
    傾斜角はこれまでよりエグい・・・・・・・

    そんな不安と恐怖に慄きながら魔の下りデスロードに足を踏み出したのだった・・




    コメント
    お疲れ様ですー
    お忙しいようで、何よりです。マラソンは
    参加してれば、どMだと思います。
    周りの走ってない人達から見れば。
    例えば うちの家内から見れば…です。

    ところでQさまの奥さんは走りだしそうですか?今日たまたま4月のレースを物色してましたら
    香住ジオパークフルマラソンなんてのが第1回が4月末にあるんですね。
    ぼくはその前の週末が徳島マラソンなので悩んでます~
    • by パティオ
    • 2013/10/25 9:47 PM
    そうですよね〜みんなドMですよね〜特に100なんてウルトラドMです(笑)

    香住マラソン僕も出るつもりだったのですが日程を見て諦めました4月〜5月はさすがに店休めんです(T_T)

    嫁さんはさすがに子育てもう少し終わるまでは無理そうです。いつか2人でウルトラ走りたいものです。

    最近まったく走れてないので体ヤバめです。やはりコンスタントに大会でられのは羨ましいです。

    もうすぐ丹後もカニシーズン突入しますよ〜
    • by kanabun
    • 2013/10/26 12:10 PM
    コメントする
    トラックバック
    この記事のトラックバックURL