2013丹後ウルトラ完走記6正念場

2013.11.11 Monday

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    さあいよいよ最終章なのか?続きをどうぞ。

    碇高原の第三関門をぎりぎりで通過したのは良いが、これでいよいよ待ったなし
    追い込まれた状態である。

    さあここからは下りが7キロ続くここで貯金を作るぞと意気込みいざ下りに一歩足
    を踏み入れる。と同時に膝に違和感そして電気が走るような激痛が・・・・・・
    あっ痛っっう・・・一番恐れていた事態になってしまった・・・・・・
    痛み止めが切れたのか?それとも効いていなかったのか?
    膝の痛みが再発したのである。


    次の最後の関門87キロ地点関門時間が16時38分、74キロの通過が14時
    45分 なのであと13キロを1時間53分以内で通過しないとその時点で終了。
    つまりキロ9分では間に合わない!・・・・・・
    しかもこの膝の状態ではとても下れない・・・・・・・・

    この現実がわかった瞬間、ああ今年もだめかな・・・・まあ碇高原を突破しただけ
    でもいいかな・・・・・また来年頑張ろう・・・・・自分からリタイヤはしないけ
    ど歩いて行けるところまで行こう。

    そんな心が乾いた枯れ木のようにポキポキと簡単に折れかけそうになっていた時
    「見つけた〜」っと後ろから大きな声がまるで不意に落ちた落雷のように響いた!
    驚き振り返ろうとすると同時に一台の車が横付けしてきた。

    そこには地元のマラソンの先輩ランナーのN夫妻とポリシーで車を持たない二人の
    運転役をかっていただいた友人の方の姿があった!
    携帯でランナー個別の通過情報がわかるのでそれで大体の位置を目星をつけて応援
    に駆けつけてくれたのだ!

    このお三方もウルトラランナーでご主人は2回完走されていて、奥様は挑戦中とい
    うまさに今の僕の置かれている状況が一番分かっている方達だ。

    だからこういう危機的状況に置かれているランナーにどんな声をかけたらいいのか
    またどんな声が適切なのかはよく分かっている。
    「まだまだ足が動いてるよ」「思ったより元気そうだ」そう優しく慰めてくれる。

    実は・・・と足の状態と時間がない半場諦めていることを伝えると、今度は
    「何を弱気ないけるいける死ぬ気で行け〜」と叱咤激励が飛んできた。
    そう、今の僕には同情よりこんな力強い言葉が必要だった。

    これまで幾度と越えられなかった自分で限界を決めていた壁、完走を諦めた過去の
    レースの幾度の場面が思い出される。今日こそこの壁を越えなくてはいけない。
    そう超える時が来たのだ!

    正直この時点でも制限時間内のゴールは絶望ではないかなとまだ思っていた。
    しかし今出せる力と自分の体に耳を傾け最大限の集中力を発揮しこの26キロ
    を進まなくてはいけないと最後の決意表明を自分にし、三人にゴールを約束し
    レースに戻ったのであった。

    人は強靭な鉄のような強い信念と意志を持つと痛みすらも感じなくなるということ
    は全くもってなく、相変わらず膝の痛みは治まらない。いやむしろ下るに連れて痛
    みがましていっているのではないのかとさえ思ってしまう。

    とあるランナーの本に書かれていた長距離走は苦しい時がずっと続くわけではない、
    その後にふっと楽になる時間帯が必ずやってくるというフレーズを思い出しそれを
    信じ痛みに耐えながら、自分の脇を爽快に走る抜けるランナーを羨みながら、あー
    坂道を転がりながら下るのは反則なのかなあ等々くだらないことを考えながら下り
    続けた。



    痛みと共に何とか下り終えると、一つの壁を越えたなとういう目に見えないあやふ
    やな確信みたいなものだけど確かにそのようなものを感じることが出来た。

    こうなったらもうやるしかない!あと残り20キロ、その前に最後の関門まで
    あと7キロ。80キロの通過時間は15時36分あと一時間で7キロ、この下りで
    貯金は出来なかったが、しかしそれを使うこともなかった。

    途中エイドがあったがよらずに通過したのがよかったのか、うん?ということは
    このペースで進むためには今後休憩はゴールまで出来ないということか?
    やはり厳しい現実は容赦なく押し迫ってくる。

    また少しでも膝に負担をかけまいとしたのか、今度は脹ら脛がピクピクとつりそ
    うになってきている。少しでもしゃがんだりすると、とたんにつるのではないか
    という状態だ。ますます集中を切らさぬようにしなくては・・・・

    ここからは緩やかな上りメインのコースなので、膝絵の痛みが軽減される。
    そしてここで思いもよらぬご褒美がやってきた。そう先程の苦しいあとは楽な
    時間が必ずやってくるというこの言葉どうりゴールデンタイムがやって来たのだ!
    疲労感がすーっと抜けていき今まで苦しんできたのが嘘のように足が、体が動く!
    チャンス到来今のうちに走れるだけ走っておこう。

    3キロくらいはゴールデンタイムは続いたのではないであろうか。しかし出会い
    には別れがつき物。それは突然やって来た。

    ありがとうゴールデンタイム!そしてさようならゴールデンタイム!必ずゴール
    までにもう一度会おうと再会を約束し(今後出会うことはなかったのだが)別れ
    を告げるとドーンっと足が鉛でも括りつけられたのではないのだろうかという
    くらい重くなりしばらく走ることができなくなった。

    それでも少しだけ作れた貯金のおかげで歩いてでも最後の関門にはギリギリ間に合
    う目処はついた。結局制限時間の2分前に最後の関門丹後町舎に到着。
    ここではマッサージと軽食のエイドがあるがフルーツを二三切れいただいただけで
    すぐにこの場立ち去った。

    あと13キロ残り時間1時間52分ここから最後の試練が待っていた・・・・

    今回で終わりにする予定でしたがお時間が来てしまいました(何の?)
    次回でほんとに終わります。ご精読ありがとうございました。







    コメント
    いや~、
    ぼくはマッサージというよりも
    人にもんでもらう
    いや、さわられるだけでも辛いくすぐったがりなんですわ。
    そんなわけで、この先もファイテンさんのお世話になることは…ないと思います。
    マッサージで復活される方々うらやましいなあー。
    • by パティオ
    • 2013/11/16 3:53 PM
    そうなんですね!僕は同級生の揉み師がいるので、しょっちゅう揉んでもらってます。気持いというか痛いです!特にツボマッサージは激痛ですが調子は良くなり、足も軽くなりますよ!
    最近は全く走れてなくだらだら過ごしています。丹後はもう少しした雪でも降るんではないかというくらい朝晩寒くなってきました。
    • by kanabun
    • 2013/11/18 4:22 PM
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